地味でも良いファンド!野村つみたて外国株投信
こんにちは!さちとも(@sachitomo0414)です。
本日は「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017」でも、第4位を獲得しました野村つみたて外国株投信についてご紹介いたします。
このファンド正直地味なんですが、中身は良いものなんです。
目次
1.野村つみたて外国株投信とは
野村つみたて外国株投信は、日本を除く先進国および新興国に投資するインデックスファンドです。
ベンチマークは「MSCI ACWI(MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス)」
このベンチマークは先進国23ヵ国、新興国24ヵ国、約2500銘柄で構成されており、これ一本で全世界の株式市場の85%をカバーしております。
ただし、投資先に日本は入っておりませんので日本株に投資したい方は別途日本株を購入する必要があります。
2.野村つみたて外国株投信基本データ
- 信託報酬 0.19%(税抜)
- 純資産残高 4.8億円
- 信託財産留保額 なし
- 国別構成比率
(野村つみたて外国株投信マンスリーレポートより)
- 企業別構成比率
(野村つみたて外国株投信マンスリーレポートより)
組入銘柄数は、2,182銘柄
アップル、マイクロソフト、アマゾンなどアメリカの大企業が上位を占めております。
- 利回り
1ヶ月 3.0%
設定来 5.9%
設定日が2017年10月2日のため、利回りについてはここまでしかデータがありません。
(データは、全て2017年12月29日時点)
3.野村つみたて外国株投信評価ポイント
●評価ポイント
- 安い信託報酬
なんと言っても信託報酬0.19%という低コストがこのファンドの特徴です。
世界中への分散投資を信託報酬0.1%台で実現出来る所は素晴らしいです。
同じベンチマークの商品の信託報酬は、
三井住友・DCつみたてNISA・
全海外株インデックスファンド 0.27%
eMAXIS 全世界株式インデックス 0.648%
となっておりますので、野村つみたて外国株投信が最も低コストの商品となっております。
4.野村つみたて外国株投信の人気は?
ここまで紹介したように低コストで世界中に投資できる野村つみたて外国株投信は非常に良い商品です。
しかしこれだけの商品でありながら純資産額が4.8億円と少なめです。
同時期に設定された楽天全世界株式インデックスファンドは、17.44億円なので約4倍ほど純資産に差があります。
なぜなのでしょうか?
5.強力なライバルたち
個人的に野村つみたて外国株投信のライバルは、楽天全世界株式インデックスファンドになると思っています。
楽天全世界株式インデックスファンドは、日本を含む全世界へ投資するため一本買うだけで世界中に投資でき、投資初心者にもわかりやすい商品設計です。
対して野村つみたて外国株投信で世界中に投資するには日本株式ファンドを購入する必要がありこの点が投資初心者には分かりづらいポイントになってきます。
また、日本株式ファンドを別で購入できる投資上級者は、eMAXIS slimシリーズを使う事で野村つみたて外国株投信よりも低コストのポートフォリオを組むことが出来てしまうのです。
そういう意味では、初心者向けでも上級者向けでもない野村つみたて外国株投信は中途半端なポジショニングとなっているような気がします。
6.おわりに
野村つみたて外国株投信が中途半端なポジショニングと言われる現状に投資信託戦国時代の厳しさを感じずにはいられません。
ですが、冒頭にも記載の通り「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017」第4位に選ばれる実力を持ったファンドであるのは間違いありません。
最後に野村さん地味地味言ってすみません。
おしまい
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